避雷針ってなんで必要なの?落雷防止のためにあると安心である魅力を説明

避雷針があってよかった事例とは?
避雷針があって良かった事例は、なかなか気づきにくいかもしれませんが、避雷針が無い状態で雷が落ちて何らかの被害が発生し、もしあれば避けることができたのではないかという例であればいくらでもあると言えます。
もちろん人に直撃すると人命の被害も考えられますが、屋外であればともかく屋内であればちょっと考えにくいですし、そのような屋外では設置がそもそも困難なケースも多いですから、あまり例はないと思えます。
ですので基本的には建物に対して考えることになります。
ビルや家屋に落雷した場合、いくつかの可能性があり得ますが、電気配線を流れたときには、設備や機器を破損させたり時として火災を起こす可能性もあります。
木造住宅で木材中を電気が無理に流れると大きな熱が発生して真っ二つに割れたり、同じく火災を起こすこともあったりします。
コンクリートの場合は火災は発生しませんが、発生する熱によって損傷することは十分に考えられます。
家屋も場所や周辺環境によっては避雷針を設置しておいた方が良い場合がある
家屋は、一般的な2階建てのものであれば地面から屋根の一番上までの高さが8~9mほどになります。
建物に避雷針を設置しなければならないのは高さが20mを超える場合なので、基本的には家屋に避雷針を取り付ける必要はありません。
しかし、建っている場所や周辺の環境によっては避雷針を設置しておいた方が良いことがあります。
例えば、自身の家以外に周りに建物が無い場合は、密集地に建てられている住宅よりはるかに自宅に雷が直撃する可能性が高いので、屋根などの高い所に避雷設備を取り付けておくことが推奨されます。
高台にある住宅についても、ほぼ同様の理由で設置のメリットが大きいです。
また、太陽光発電システムを導入している住宅も、雷の直撃で設備が損傷してシステムの運用が不可能になることを防ぐ意味で、避雷針を設置するメリットがあります。
もし、住宅に避雷設備を置くべきかどうかわからない場合は、設備の販売メーカーや施工業者に相談すれば、現場を見た上で判断してくれます。