避雷針ってなんで必要なの?落雷防止のためにあると安心である魅力を説明

避雷針を設置することのメリットって?
豪雨と必ず伴って発生する現象、それは落雷です。
日本では年間約100万回もの回数で雷が発生しており、その半数近くが落ちていることが気象庁のデータベースを見ると明らかとなっていました。
一般家庭の家屋の場合は地上から10メートル以下の低い建物ですが、マンションやビルは大きいので落雷もしやすくなります。
そこで対策として設置をされているのが避雷針で、大抵の高層ビルには4本程度は備わっているわけです。
備えるメリットは先述したように、雷を誘発させてその避雷針に落とせるということです。
一般的には100万ボルトもの高圧電流を備えているのが雷であり、そのままビルに落ちてしまうと配電盤火災が発生するリスクがあります。
しかし、避雷針に落ちた場合はその限りではなく、アースを伝って地面にエネルギーを放出することが可能です。
つまりメリットは、火災を未然に防いでビルの配電装置をしっかりと守ることが可能ということになります。
落雷防止対策にはPDCE避雷針の設置が有効
避雷針は、落雷対策として非常に有効な手段ではありますが、決して万能ではありません。
現在主流となっている避雷針は、雷が直撃して建物が損傷するのを防ぐことを目的としており、雷が落ちるように誘導して大地に逃がす仕組みとなっています。
しかし、落雷によって発生する電流は20万アンペア以上にもなることがあり、このような大電流の落雷が発生した場合、大地に電流を上手く逃がし切れず、その一部が建物内に侵入することで電子機器などに悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、建物自体を守るのには有効な手段ではありますが、電子機器を守り切ることはできません。
ただし、PDCE(Pararrayos Desionnizador Carge Electrostatica)と呼ばれる最新の避雷針は、落雷を誘導して大地に逃がすのではなく、落雷そのものを抑制することができます。
建物はもちろん建物内の電子機器を守ることが可能なので、落雷防止対策として非常に有効な手段と言えるでしょう。